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IATF16949&ISO9001の要求事項解釈/ISO(4.4)QMS及びそのプロセス

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おさらい:第4章 組織の状況(4.1)~(4.3.2)

今回の記事は、第4章の箇条(4.4)は、ISO9001の要求事項範囲です。

詳細説明に入る前に、4章全体を再度、広く見渡してみましょう。正しい理解が出来なくなってしまいますので。

※各箇条を詳しく見たい人は、リンクに成っているので、各箇条の文字の部分をクリックしてください。

上記までISO9001でした。続いて、前回の説明で、(4.3.1)からIATF要求事項に入りましたね!

なんだか、分かりにくくて、頭が整理できてないな・・・・。簡単に言うとどんなストーリーだったの?要求事項は、何を言いたかったの?もっと簡単に言えないかな?

では、超簡単におさらいしましょう!(4.1)~(4.3.2)まで、要求事項が、結局何を言っていたのか?

 

すごくラフに説明します。ざーっとこんな感じです。

それから、(4.4)箇条の理解に入りましょう!

(4.1)~(4.3.2)のつぶやき

我が社は、自動車部品会社だよね。会社を経営すると言う事は、内部と外部に利害関係者がいるんですね。それを明確にしないと。経営者として、会社運営が適当に成って管理できないですよね?

じゃ~、組織が仕事で関わるのは、

外部だと自動車メーカーだな。お!部品買ってるからサプライヤー、外注メーカー。環境問題、地域住民、物流屋さん・・・・・。それぞれ、我が社へ求める対価、期待があるわけで。それが理解して無いと、企業として失格ですね。

話を戻すと、次は、内部。ん~何だろうな?お!社員、資産・・・業務プロセス全般かな~。

じゃ、それぞれの内部と外部の利害関係者には、各々会社運営する中で、守るべき契約事項や条件、約束事、法律が有りますね。それってなんだろな?

経営者は、内部と外部に対して、リスクとチャンス(利益)を洗い出す必要あるな。経営者として当然の事。リスクを減らして、利益を増やす。受注や売り上げ、信頼、ブランドの確立。社員の満足、地域住民への貢献、環境にやさしい・・・。盛りだくさんですな。我が社の製品が原因で、自動車事故のリコールなんて出したら倒産の危機に陥るし。

じゃ数字等で明確にして、違法や契約違反、リコールに成らない様に、社内で監視しなければならないな。それらを順守する、達成する為には、役割分担必要だよね?

だから、各専門部署で役割分担が必要。内部と外部の利害関係者と接点を持った部署が、それぞれの約束事(目標値、金額、製品スペック、納期、法律等々)をどこの部署が責任をもって、日常業務で責任をもってリスク管理するのか?じゃ、決めなきゃならないね。

それらは、ちゃんとQMS=品質マニュアル=会社の憲法で、文書で、明確にしなさい。唯一除外できる部署は、会社が設計開発と言う仕事が無い場合だけね。

QMSに書いたISO(4.4)品質マネジメントシステム及びそのプロセス

さー、上記でおさらい終わりましたね。頭を切り替えてください!ここからISO9001の要求事項(4.4)に成ります。過去の説明で、箇条№が2桁は、ISO要求事項だと言う事を思い出してください。

今回のISO(4.4)は、QMS=品質マニュアルの具体的に作成と運用に関する要求をしますよーとアナウンスしているだけです。

それじゃ(4.4)は、意味無いですね。ただの箇条の区切りの役割じゃないの?

その通りです。欧米人が書いた英文直訳で、センスの無い不合理な文脈なので、分かりにくいですね。それは、我慢しましょう。(4.4)シリーズは、『前回からの話の切り替わりですよ~。これからQMS作ってもらうけど、内容は、こんな事入れて、ちゃんと業務プロセスに合致させて、文書化してちゃんと運用、見直ししてね。それと最近流行りの製品安全も追加してね。』と言っているにすぎません。

下表の通り、(4.4)シリーズは、箇条ISO2箇条とIATF2箇条の合計4箇条で構成されています。

ISO 4.1 組織及びその状況の理解
ISO 4.2 利害者関係のニーズ及び期待の理解
ISO 4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
IATF 4.3.1 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定(補足)
IATF 4.3.2 顧客固有要求事項
ISO 4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス
ISO 4.4.1 品質マネジメントシステムの確立・実施・維持・継続的改善の要求
IATF 4.4.1.1 製品及びプロセスの適合
IATF 4.4.1.2 製品安全
ISO 4.4.2 品質マネジメントシステムに関する文書化した情報に関する要求

それでは、私なりの(4.4)品質マネジメントシステム及びそのプロセスを下記に紹介します。

“品質マネジメントシステム(QMS)の『確立、実施、維持、継続的改善』に関する要求を示す。
箇条4.3にて、対象製品及びサービス、その保証に関連する会社組織の機能、業務プロセスからなる適用範囲を決定した。
その詳細を【箇条4.4.1品質マネジメントシステムの確立・実施・維持・継続的改善の要求】で示す。”

はい。(4.4)は、ただの宣言文です。詳しくは次の(4.4.1)からやるべき内容が明らかに成ってきます。今回は、これで終了です。

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