IATF16949&ISO9001の要求事項解釈/(8.1)”箇条6;計画”&”APAP”に関する運用の計画及び管理

 

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第8章 (製品実現の為の)運用 のどの辺?

『第8章 (製品実現の為の)運用)』 1つ目。8.1シリーズに入ります。シリーズの構成は、下記のISO1箇条に対し、IATFが2箇条追加構成されています。ISO2015年版から規格の構成はPDCAに並んでいます。第8章は、D(Do)に当たります。

ISO 8.1 ”箇条6;計画”&”APAP”に関する運用の計画及び管理
IATF 8.1.1 ”箇条6;計画”&”APAP”に関する運用の計画及び管理(補足)
IATF 8.1.2 機密保持

前箇条のおさらい/思い出し

前回までは、第7章支援でした。私は、旧TSの流れの名前で『経営基盤』とサブタイトルを独自名称を付けました。『支援』じゃ意味わからないですね。

要求事項は、会社経営に必要なインフラ、職場環境、測定器、人的資源の力量、監査システム、社内文書、技術の管理が、要求事項として、紹介されていました。

それでは、第8章のISO8.1 ”箇条6;計画”&”APAP”に関する運用の計画及び管理へ進みましょう。

QMSに書いてみよう♪⇒”箇条6;計画”&”APAP”に関する運用の計画及び管理

私は、ISO対訳文を下記のように独自編集してQMSに記載してみました。皆さんのQMS文面作成時の参考にしてみてください。

“当社は、A;【達成させる事】を満足する為、
B;【要素】を、C;【必要なプロセスの計画、実行、管理】で、管理しなければならない。”

A;【達成させる事】
① APQP”製品及びサービスの提供”関する一連の要求事項を満足させる。
② 『第6箇条;計画』で、決定した『各種目標、リスク&機会』へ取組を実施する。

B;【要素】

a) 製品及びサービスに関する要求事項の明確化
b) 下記の事項に関係する基準の明確化
①プロセス(例;コントロールプラン、条件、設備等々)、 
②製品及びサービスの適合性(例;検査規格、条件表、仕様等)
c) 製品及びサービスの要求事項への適合を達成するために必要な資源の明確化
(例;検査ゲージ、測定器、検査員、人員、限度サンプル等々)
d) b)の基準に従ったプロセスの管理実施。
e) 以下、①と②を実行する為の文書化された情報を明確に整備し、実績を記録し、記録を保管する。
①プロセスが計画通り(事業運用の詳細計画)実施されたという確信を持つ。
また、”計画通り(コントロールプラン)”のアウトプットは、当社で決定されたものを利用する。
②製品及びサービスの要求事項への適合を実証する。

C;【必要なプロセスの計画、実行、管理】
上記【実施事項】を実施する為に、当社の決めた各業務プロセスがある。その個々の各業務プロセスは、
『4.4:品質マネジメントシステム及びそのプロセス』で示した、a)~h)を適用した管理を実行する事。 

ISO8.1シリーズは、最初に、第6章を十分理解していないと、正しい意味が理解できません。必ず、第6章を完全理解してから、8.1シリーズを読んでください。これ、すごく重要ポイントです!

それと、もう一つ、事前理解が必要なのは、5コアツールのAPQPの理解必須!これを理解有無で、第8章の意味を理解する事は、非常に難解になります。必ず、APQPを別途勉強してください。特にIATFでは、最重要です。

今回の箇条紹介は、ここまでです。

対訳本の個人的な見解として書いています。皆さんの見解と異なる、若しくは誤っている場合も有るので、他の人は、こんな風にやっているんだという視点で見ていただければと思います。引き続き、日追って各箇条を追加していきますので、宜しくお願い致します。

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