IATF16949&ISO9001の要求事項解釈/IATF(8.3.3.3)特殊特性

『第8章 （製品実現の為の）運用）』IATF(8.3.3.3)特殊特性　に関する要求の説明に入ります。

前箇条の紹介は、IATF 8.3.3.2 製造工程へのインプット（APQP　Phase3）　でした。

簡単に言うと、APQPのPhase3工程設計でのインプットすべき事が書いています。皆さん必ず、先に5コアツールのAPQPを勉強してからこのIATF第8章を見てくださいね。そうしない正しい理解が出来なくなります。主語が無いまま、説明を聞いているのと同じで、全体像や目的が何なのか？わからないくなります。

それでは、IATF8.3.3.3特殊特性の私の解釈を紹介します。

私は、IATF対訳文を下記のように独自編集してQMSに記載してみました。皆さんのQMS文面作成時の参考にしてみてください。

これは、タイトル通り、特殊特性の話。顧客要求事項に記載が有り、それを自社の製品設計、工程設計でそれぞ展開する話です。

APQPチームは、Phase２製品設計、Phase3工程設計の時に、必ずインプット、アウトプットを確認する、重要項目に成ります。

また、必ず、運用するルールを明確にしましょう。よって、特殊特性管理規程は、必ず作成しましょう。

何をどの様に管理するのか？これが不明確では困りますね。

特殊特性のマークは、各自動車メーカーで決まっています。よって、顧客が発行するSQM（サプライヤー品質マニュアル）の最新版を入手し、必ず確認し、その顧客のマークを採用しましょう。

今回の箇条紹介は、ここまでです。

対訳本の個人的な見解として書いています。

皆さんの見解と異なる、若しくは誤っている場合も有るので、他の人は、こんな風にやっているんだという視点で見ていただければと思います。

引き続き、各箇条を追加していきますので、宜しくお願い致します。