IATF16949&ISO9001の要求事項解釈/ISO(8.7.2)不適合の記録情報文書化

センベイ

3年前

品質マニュアル/内部監査、認証審査時のお役立ち情報

IATF要求事項を箇条個別に品質マニュアルにまとめた事例を紹介！
内部監査、外部定期審査・更新審査前の規格理解のヒントがほしい！
そんな方々に、お役立つ記事を書いています♪

第8章（製品実現の為の）運用のどの辺？
前箇条のおさらい/思い出し
品質マニュアル記載事例♪⇒ISO(8.7.2)不適合に要求する記録情報文書化
他の箇条へ記事へのリンク
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第8章（製品実現の為の）運用のどの辺？

『第8章（製品実現の為の）運用）』ISO(8.7.2)不適合に要求する記録情報文書化 に関する要求の説明に入ります。

第8章の最後に成ります！！

下表は、各箇条へ移動リンクに成ています。

ISO	8.6	製品及びサービスのリリース
IATF	8.6.1	製品及びサービスのリリース（補足）
IATF	8.6.2	レイアウト検査及び機能試験
IATF	8.6.3	外観品目
IATF	8.6.4	外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入(購入品の受入検査）
IATF	8.6.5	法令・規制への適合
IATF	8.6.6	合否判定基準
ISO	8.7	不適合なアウトプットの管理
ISO	8.7.1	誤使用と流出防止の識別管理
IATF	8.7.1.1	特別採用に対する顧客の正式許可
IATF	8.7.1.2	不適合製品の管理-顧客規定のプロセス
IATF	8.7.1.3	疑わしい製品の管理
IATF	8.7.1.4	手直し製品の管理
IATF	8.7.1.5	修理製品の管理
IATF	8.7.1.6	不適合品の顧客への通知
IATF	8.7.1.7	不適製品品の処分
ISO	8.7.2	不適合の記録情報文書化

ISO,IATFの規格全体を見たい人は、こちらのリンクへどうぞ！

前箇条のおさらい/思い出し

前回は、IATF8.7.1.7不適製品品の処分でした。

ISO8.7シリーズは、『不適合製品』の管理要求事項シリーズでした。

IATFで7箇条を追加し、不適合管理の総合的な要求がされていました。

ここで重要な事は、自社内に、『不適合管理規程』を整備し、工場の現場から間接部門まで、部門横断で展開する改善活動とリンクさせる事と私は、認識しています。

製造業として、非常に非常に重要です。

詳細は、ISO8.1～IATF8.7.1.7までを連続でおさらいしてください。

各箇条の詳細は、上表の各箇条のタイトルからリンクされていますので、是非他の記事も読んでみてください。

それでは、『第8章製品実現の運用』のラスト。

ISO8.7.2不適合の記録に入ります。

品質マニュアル記載事例♪⇒ISO(8.7.2)不適合に要求する記録情報文書化

私は、ISO対訳文を下記のように独自編集してQMSに記載してみました。

皆さんの品質マニュアル作成の参考に成れば幸いです。

★不適合製品の『記録文書』の保持

当社は、不適合のアウトプット『＝発生及び発見時』に対し、以下のa)～d)事項を満たす方法及び記録の文書化を保持する。

また、『IATF7.5.3.2.1記録の保管』と一体の記録文書管理プロセスを構築する。それらは、記録文書管理規程にて明確にする。

a) 不適合品の『発生及び発見時』の品質記録

事例：

自工程工程内品質記録（赤箱品質記録）

最終検査品質記録

出荷検査品質記録

納入クレーム記録

市場クレーム記録

サプライヤ不良記録（部品受入検査記録）

b) 不適合品を処理した記録

事例：

『廃却』の記録

c) 不適合品を特別採用した事の記録

事例：

『手直し』『修理』の記録

リサイクル部品・材料の記録

d) 不適合品処理の決定権限者

不適合品の処理の決定権限者を明確に決定し、各記録にその決定者の確認が分かる記録とする。