IATF16949&ISO9001の要求事項解釈/IATF(8.6.3)外観品目

『第8章 （製品実現の為の）運用）』IATF(8.6.3)外観品目 に関する要求の説明に入ります。第8章も後半に入ります。

前回は、IATF8.6.2レイアウト検査及び機能試験でした。

現在、量産中で、日々出荷している製品を監視する為に、量産前にPPAP顧客承認時に示された、定期性の試験の頻度とその試験測定範囲を示されます。その遵守に関する話でした。

次の話は、IATF8.6.3 外観品目と言うタイトルです。意味は、自動車の外部の化粧面に成る部品の外観検査の話です。外装品は全て該当しますね？買ったお客さんが、見てわかる部分です。それでは、私なりの解釈を紹介していきます。

私は、IATF対訳文を下記のように独自編集してQMSに記載してみました。皆さんのQMS文面作成時の参考にしてみてください。

外装部品とは、ヘッドランプ、ドアミラー、バンパー、ガーニッシュ類、ボディー等々多岐にわたります。塗装やメッキ等々にムラが有っては困りますね。人の感性で判断する部分もあるので、検査員は、非常に高いスキルが必要になります。

検査場の証明や環境も非常に重要です。限度見本も上限加減で何パターンも必要な場合も有り、限度見本の劣化は命取りです。限度見本の取扱い、保管、メンテも重要です。

該当する自動車部品を製造する会社は、この項目は、非常に重要になります。

今回の箇条紹介は、ここまでです。

この記事は、ISOとIATF対訳本の個人的な見解として書いています。

皆さんの見解と異なる、若しくは誤っている場合も有るので、他の人は、こんな風にやっているんだという視点で見ていただければと思います。

引き続き、各箇条の個別記事を充実していきます。